サービスが開始された初期からいて、初期から使えないという烙印を押されてしまったかわいそうなキャラクターが、このゲームには何人かいる。
そんな彼らの再生プランを勝手に考えてみようと思う。
その第一弾はシャール。
原作でも微妙に不遇だった
原作では、利き腕を損傷しており、銀の手という特殊な小手を装備しなければ、腕力と器用さがめちゃくちゃ低くて使い物にならないというキャラクターだった。
銀の手を装備させれば腕力と器用さともにトップクラスの強キャラクターになるのだが、銀の手は装備することで二刀流が可能となっており、剣などの片手装備と組み合わせることで攻撃力を劇的にあげることができた。
だから、シャールに銀の手を装備させるよりも、ハリードとか剣をメインとするキャラクターに装備させたほうが有用だったので、愛がない限りはシャールに銀の手を装備させて使うことはなかった。
ちなみにシャールが忠誠を誓っているミューズという病弱な元貴族令嬢というキャラクターもいるのだが、彼女もパラメーターが全般的に低いうえに、病弱という設定が先立ってLPも全キャラ中最低だった。
没落した貴族ってだけでめちゃくちゃ苦労してるのに、プレイヤーからも使いずらい存在だなんてかわいそうすぎる。
でも、ロマンシングサガ3という名作は、きっと今が上手くいっていても驕っていては足元をすくわれるという、盛者必衰の理を表していたのだろうと推測する。
なぜ弱いのか!?
リユニのいいところは、SSスタイルでレベル50にすれば、どんなキャラクターでもある程度使えるようになるところです。
しかしながら、スタイルレベルをどれだけあげても変えることができないものがある。
それはアビリティと技構成だ。
シャールはその両方が弱いし、中途半端なのだ。まずは技構成から見てみよう。
技1…足払い(槍技、BP3、威力D、スタン付与中)
技2…フレイムウィップ(熱術、威力C、BP7、マヒ付与中)
技3…無双三段(槍技、威力SS、BP12)
まず、槍技をメインで使おうと思ったら、基本が足払いになってしまう。別スタイルから継承できても閃光突きと、とにかく技性能がよろしくない。
では熱術をメインで使おうと思ったら、フレイムウィップか別スタイルからフレイムナーガを継承して使うことになるが、そもそも知力補正が術アタッカーとしては話にならないくらい低い。しかも、足払いのBPが3のため、基本は足払いの繰り返しになってしまい、術を安定して使ってくれない。
次にアビリティを見てみよう。
アビリティ1…闘気増強Ⅱ(腕力)
アビリティ2…能力弱体Ⅲ(素早さ)
アビリティ3…勇健の守りⅣ
ロールはジャマーなので、火力系のアビリティに特化していない。
それならデバフや状態異常付与に期待したいところではあるが、素早さデバフのみと中途半端。
技にスタンやマヒ付与があるが、デバフや状態異常付与は知力依存となるため、知力補正の低い現スタイルではほとんど威力を発揮しない。
つまりは、技だめ、アビリティだめ、補正値だめという三拍子揃ったキャラクターに仕上がっている。無双三段という、ロマンシングサガを代表する槍技を持っているのになぁ。。。
再生プラン:いっそ熱術に特化しちゃおう
現在の環境ではまずもって活躍が期待できない。ここからは、こんなシャールが欲しいってことで見てほしい。
実は有能なアタッカーのいない熱術使い。ミリアム、エメラルド、ボルカノと3つのSSスタイルが熱術専門として実装されているが、どれも知力補正がイマイチで火力不足がいなめない性能になっている。
ならば、このぽっかり空いた枠にシャールが入るしかなかろうよ。
とにかく知力補正を80%以上で、テンションアップをせめてⅢ以上ください。フレイムナーガとフレイムウィップをすでに持っているので、火力枠としてもマヒ付与枠としても活躍が期待できる。
できれば新スタイル実装と同時に、術アタッカーという技攻撃と術攻撃を両立できるという特性を生かして、強めの槍技も欲しいところ。
そう、産廃から奇跡の有用キャラクターに復活したトーマスさんのように。
とはいえ、熱術アタッカーはアンリミテッドサガの発売記念(12月19日)あたりに、ジュディが同作初のSSスタイルとして実装されるかな。高知力補正で、低コスト高威力で熱ベースで突複合の「炎の矢」とか引っ提げてきそうじゃないですか?
コメント
[…] 昨日のシャールに続いて、初期からいる報われないキャラの再生プランを勝手に検討します。 […]