インターネット販売では、世界最大手であろうAmazonから新しい驚愕のサービスが日本に上陸した。
なんとボタンワンプッシュで商品注文が可能なアクセサリーだ。特に日常使っているものだと誰にでもある「あ、切れてる」と思った瞬間、ワンプッシュで補充ができるというサービスである。
我が家は激安スーパーが近くにあり、日用品を割高になりがちなネットで頼むという習慣がないが、例えば近くにスーパーがなかったり、自動車や自転車といった足がなかったり、天候が悪くて外出がおっくうになるようなシチュエーションではネットが便利だと思う。
また、仕事で忙しくて買い物に行く時間がないときなどもネットで頼んでおいて、宅配BOXに入れておいてもらえば、ほぼ手間無しで欲しいものの確保ができる。
ただでさえ便利なインターネット通販であるが、パソコンやスマホを開いて注文するといった手間さえも除外したサービス。まさに合理的なアメリカ生まれの発想といった感じだが、そのひと手間を無くしただけで注文が大きく増加するというから正解の発想なのだろう。
Wi-Fiなどの環境が求められるものの、ランニングコストがほぼ掛からないといった点も素晴らしい。購入費用500円さえも初回注文金額から差し引かれるというから驚きだ。そのあたりの費用を踏まえても売上増加によってペイできるということなのだろう。
さらに間違って大量注文してしまうことを防ぐために、商品が届くまで追加注文が無効になるなど、細部にも配慮されている。
ひとつ気になるのは、初期設定で対応商品一覧からボタンと連動させる商品を設定するとのことだが、そのときに最安値のものを設定したとしても、その後に料金変更した場合はどうするのか。スマホにプッシュ通知が入るので、それで価格確認ができるのであろうが、自分なら高値変動が怖いから必ず押した直後に確認する。変動がなくても、ちゃんと注文が通っているのか確認したいから確認する。結局、押したあとにスマホが絶対開きたくなっちゃうあたり、日常におけるスマホ依存っていうのはどんどん高まっていくなあと思う次第である。
しかし、ボタン1つで買い物が完了するなんてすごい時代になったものだと感心してしまう。案外、日用品など決まったものの場合、買い物の手間を省くことが消費増につながるのかもしれない。
このサービスはプライム会員限定です。よくAmazonを利用する人は、これを機にプライム会員になってみるもの良いかもしれない。
さらに「Amazon Dash Replenishment」という、例えば洗剤や電球などが切れそうになったら自動で注文するサービスも開発を進めているらしい。もはやボタンワンプッシュさえも除外して勝手に届くあたり、これからのインターネットサービスの発展を期待せざるを得ない。
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